2017年6月26日月曜日

ラズベリー・パイ インテリジェント スコープ カム Raspberry Pi Intelligent Scope Cam phase 1


高性能な ARM Cortex-A53 1.2GHz 1GB RAM と デュアルコア VideoCore IV 400MHz GPU を持つ Raspberry Pi 3が発表されてから一年ほど経過しましたが、このボードコンピュータを組み込んだカメラシステムのための Φ31.7 接眼アダプタを組み込んだケースを3Dプリントしてみました。

接眼部は6000系アルミニウムを切削加工して精度と強度を確保しています。

用途としては、接眼部を交換できるスコープなら天体望遠鏡、フィールドスコープを問わず使用できます。Φ31.7接眼部を持つフィールドスコープにも使えますが、ネジは切っていないのでお使いの器材に使えるかどうかは接眼部の構造次第になります。

カメラ部に軽量、高性能なRaspberryPi 3にOpenCVを組み込むことで静止画、動画撮影と同時に画像処理を直接行うことができます。

例えば

1)特定の形状を認識して、イメージの保存、I/O 出力 または、mail送信 etc
2)決められた時間内に基準以上の移動量/変化量のある部分を抽出
3)特定の色を識別
など様々な用途に応用できます。



現在作成のものは、USB,HDMI,Ethernet フォーンジャック穴をすべて開けてありますが、夜露など防滴、防水性を考慮した、穴無し(電源ケーブル用の丸穴のみ)のタイプもあります。

この穴無しケースを使用した場合の操作は、Raspberry Pi3 に標準装備されている 802.11m Wifi Bluetooth 経由のrealVNC (リモート)で操作することを想定しています。

梅雨明けの 天体、流星観測に間に合うようにリリースする予定です。


2017年6月15日木曜日

スポーツ玩具:ちょい速 卓球マシン「あるぱか君Jr」台座オプション

「あるぱか君Jr」に対していろいろな要望が寄せられます。

すでに頒布済みなのですが、なるべく要望には応えたい..
3Dプリントの特徴を生かしてアップデートできないかと考えています。

要望中、最も多いのが射出点を変えたいというものです。

つまり高さを変えたり 置き場所を変えたいというものです。

...でたどり着いたのが イレクターパイプの組み立てによる台座をいくつか用意することです。

幸いなことに 「あるぱか君Jr」は非常にコンパクト。

 頭の上に100球バケットはありますが、射出部は160×160×160にすっぽり収まりますし、重量も本体だけなら500g以下です。バケットに100球入れても2kg以下!(さすがABS樹脂)

ということで、
下の台座を工夫するとこの要望には比較的容易に応えることができるという結論に達しました。


とりあえずカメラ三脚に取り付けられないか試していますので今しばらくお待ちください。

また射出点変更に伴い 

操作メニューに、試射しながら微調整できるメニューを追加しています。

数か月前にプログラミングしたメニュー部分を見直していますが.....あちこち忘れてますね.. 汗。

なんだこのプログラムは..誰が書いたんだ....などと喚きながら作業中..



..ということで

これからも「あるぱか君Jr」をよろしくお願いいたします。



2017年6月12日月曜日

スポーツ玩具:ちょい速 卓球マシン「あるぱか君Jr」供給部と球速測定

ご覧いただきありがとうございます。

卓球マシン本体「あるぱか君Jr」は、ソフトウェアアップデートを残しほぼ終了しましたので、オプション品をいくつかリリースする予定です。

1) 供給部
ホームセンターのパイプの両端にワンタッチ差し込みできる ピンポン玉供給部を検討しています。
モーターとギヤボックスを組み込み最大1~2mぐらいの高さまでピンポン玉を送り届けるポンプみたいな感じです。
某大手通販の卓球用品を検索していたら「CKR卓球ト レーニングマシン用 卓球台取り付けネット、 専用拾球ネット 」など類似の商品があるみたいです。これを無加工で組み合わせて使える汎用的な構造にできたらいいなあと考えています。

たぶん玉拾いが格段に楽になります。 ちゃんとネットの範囲内に打ち返せれば..が前提ですが(笑)

2) 球速、ラケットスピード 測定器
気になる選手のスマッシュ速度を知りたい..そんな時に使えるスピードガンを作成中です。
Arduino + xバンドドップラレーダーを応用します。 
現在 ケースとアンテナを3D造形中です。 ファームウェアは速度がようやく表示できたぐらいで全然できていません。
こちらも要望があるようであれば頒布したいと考えています。

[[[ 最大限の注意 ]]]
xバンド ドッブラレーダーは、(技術基準適合証明付き)の製品ですが 電波法上
屋内でしか使用できません ご注意願います。

2017年6月6日火曜日

スポーツ玩具:ちょい速 卓球マシン「あるぱか君Jr」使い方情報:基本編 


メニュー操作の説明動画です。
基本的な操作例です










P.S

先週からYahooオークションでの取り扱いを開始いたしましたが、わけありましていったんキャンセルしました。申し訳ありません。

現在次期ロットを制作中です。 (3Dプリンタ 不眠不休で頑張ってます) 今しばらくお待ちください。


2017年6月2日金曜日

スポーツ玩具:ちょい速 卓球マシン「あるぱか君Jr」メンテナンス情報 

スポーツ玩具:ちょい速 卓球マシン「あるぱか君Jr」 のメンテナンス情報を公開いたします。

1)  ドライブホィール /ドライブモーター編

ドライブホィールは定期的なメンテナンス点検が必要です。 ABS樹脂の特性上、衝撃や割れに強い素材ですので割れることはありませんが、打ち出しの衝撃でホィールラバーが磨滅していきます。

ホイールラバーが磨滅し表面が荒れてくると、射出時に滑りが発生し十分な球速が得られなくなります。こうなると交換が必要になります。

ホィールは消耗部品です。 

とはいえ 試作から現在まで 数万ショットを打ち出しているホィールはいまでも現役です。
意外と耐久性はあるといった感じですのでご安心を..






2) 上下 左右 首振り サーボモーター編
サーボはまだ壊れていませんが、工業製品である以上いつかは..と思いますので一応交換手順を紹介しておきます。

2017年6月1日木曜日

造りたかったを「カタチ」に  3D プリント サービス

3Dプリンタによる 卓球マシンですが、メカ(樹脂パーツ)の形状は、ほぼ最終仕様になりました。
特にバレル(射出筒)の形状は、弾道の安定性、強度の観点ではほぼ最終形です。

ただ、ディスペンサーホィール (玉送り機構)のギヤボックスであるタミヤ社製3速ギヤボックスの入手状況が変わればギヤボックスを別の仕様にすることによる形状変更はあり得るかもしれません。


先日 知人の樹脂加工業者さんに 3Dプリント製品群を見ていただきましたが、 彼曰く、
「バレル(射出筒)」の金型代は1000マン!!ぐらいとのことでした。 まあそうでしょうね..

しかもこのバレル形状は一回の型では抜けないとおっしゃっていました。
そのぐらい 金型による大量生産を無視した形状が作れてしまいます。


3Dプリントによる樹脂成型は、金型による大量・低コストな生産にはかないませんが、多少コスト高であっても少量・試作などであれば大きなアドバンテージがあることを再確認いたしました。

さて、3Dプリントでどの程度のメカが製造できるのか試すために始めた「ちょい速 卓球マシン」のプロジェクトですが、あとはソフトウェア改良だけが残ることになります(本来こちらが Palm-Dreamsのメイン業務)


3Dプリント応用製品の次のお題は「どうしても作りたかったアレ」です。(笑)






ラグチューキーパー Ragchew keeper rev4.3 復刻予定版 その⑤

 自動配線と ベタGND の配置が終わりました。 配線ルールは0.7mmです。 0.8mmでは自動配線が完了せずにジャンパーが数本残ってしまいました。 あとは削ってみてどうかといったところです。